正直に言うと、8月は散々だった。
お盆は昔からの言い伝えに従って竿を置いたし、そのあとは仕事がずっと立て込んでいて、気づけばもう月末。結局、8月に竿を出せたのは31日、たった1回だけ。週1を目標にしていたのに、蓋を開けたらこの体たらく。悔しいというより、ちょっと笑ってしまった。
でも、1回でもちゃんと行けば、ちゃんと答え合わせのネタは転がっている。それがこのホームグラウンドのいいところだ。
日の出前、静かな岸壁で
到着したのは日の出のだいたい30分前。まだ空が薄暗くて、あたりは驚くほど静か。浮きサビキを投げ込んで、しばらくすると小気味いいアタリが続いた。
短時間で釣れたのは、小アジが4匹。現場での感覚では12〜13cmくらいだと思っていたけど、帰ってから1匹を実際に測ってみたら14cmあった。目分量はあてにならない。7月は豆アジサイズがほとんどだったから、この1ヶ月でしっかり成長したらしい。
おまけに、同じくらいのサイズのスズキも1匹。まだ小さい個体だけど、まさかサビキにスズキが乗ってくるとは思わなかった。

こうして並べてみると、意外とスズキも見劣りしないサイズだったんだなと分かる。
日の出とともに、ぱたっと終わった
ここからが、今回の一番の「答え合わせ」だ。
日の出の瞬間を境に、あれだけ続いていたアタリが嘘みたいに止まった。周りでアジングをしていた人たちも、聞いた話では誰一人釣れていなかったらしい。
これはもう、偶然じゃないと思う。7月から続けて見えてきたパターンとして、この時期のこの場所は、日の出前後のごく短い時間にしか勝負にならないということが、また裏付けられた形になった。
夜の海水温が、まだしっかり下がりきっていないんじゃないか、というのが今のところの仮説だ。だとしたら、次は日の出を待つんじゃなくて、夜中から明け方にかけてのアジング、あるいはケミホタルを使った浮きサビキを試してみる価値がありそうだ。
常夜灯の下で、小さな発見
釣り自体はそこで終わったけど、帰り際に嬉しい発見があった。
常夜灯の下、岩場のあたりを覗き込むと、アオリイカの子どもがコロッケくらいのサイズで5〜6匹、ふわふわと浮いているのが見えた。7月に見たときはまだ5cmくらいだったのに、ちゃんと大きくなっている。
釣れなくても、こうやって定点観測を続けていると、見えてくるものがある。今回は坊主に近い結果だったけど、次のアオリイカシーズンへの伏線を、ちゃんと拾えた気がする。
8月の答え合わせ
- 行けたのは月に1回だけ。でも、行けば必ず何かは持ち帰れる
- 日の出前後の短い時合いは、やっぱり短い。次は時間帯そのものをずらしてみる
- 小さなアオリイカが、静かに、でも確実に育っている
9月はもう少し、竿を出せる回数を増やしたい。
